あっ韓ニュース

★日韓関係の打開に向けた鍵を握るアメリカの思惑を探りました。
 
（中略）

アメリカでの反日圧力を強める韓国。その方法は、まさに、あの手この手に及んでいる。2月17日には、和やかな様子で、安倍首相とアメリカ下院のロイス外交委員長が、日米同盟の強化などについて会談したが、この会談の2週間余り前、ロイス氏は、アメリカ・カリフォルニア州グレンデール市に、2013年に作られた「慰安婦像」を訪れ、「(慰安婦の存在を)教室で教え、教科書に載せて、公に認めさせましょう」と述べた。

風間編集委員は「ロイス委員長の選挙区は、ロサンゼルス市の郊外にあります。慰安婦像からそれほど遠くなく、韓国系の住民も多いので、ことし秋の中間選挙を意識しての行動だと思われます。ロイス氏は、下院議員であり続けるかぎりは、外交委員長を続けると思われますので、これから影響力はますます大きくなる人です。今から、きちんと対応しておかないといけない議員だと思います」と話した。

4月には、オバマ大統領のアジア歴訪が控えているが、当初予定になかった韓国の訪問を日程に加えたため、急きょ、日本の滞在が実質2日間に短縮となるとみられている。

それに先立って、2月、韓国を訪問したアメリカのケリー国務長官は「日本と韓国が、われわれと協力し、この重い歴史問題を解決し、前向きに進展するように促している」と述べた。オバマ大統領が訪れる春までに、日韓関係は雪解けへの流れをつかめるのか。そして、日韓の間で悩めるアメリカの次の一手を、風間編集委員に聞いた。

(アメリカは「失望した」というメッセージを出したが、日本は失望したということを重大に受け止めている?) アメリカは、あえて、日本に対して「失望した」と言うことで、韓国が過剰に反応することを抑えたい、そういう思いも、あるいは計算といってもいいんですけど、そういうものもあったと思うんですね。

ところが、それから2カ月たちましたけれども、どうも、そういう思いは伝わっていないんじゃないかなという気がしますね。実は、アメリカというのは、中国が急速に台頭してくるのを意識して、東アジアの各国とも、同盟ネットワークを強化したい。そんなふうに考えながら、今、いろいろ動いているわけなんですけれども。ところが、韓国と日本の横のつながりがうまく働いていないために、韓国も日本も、アメリカとだけうまくやっていれば、それでいいというふうに見えてしまうんですね。

そこが、全体で考えているアメリカとのギャップと申しますか、そういう感じになってしまっていると思います。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00263667.html